【個別株】富士通(6702)

個別株分析

こんにちは!

今回は最近新卒一括採用を廃止した富士通を見ていきたいと思います!

富士通の事業内容

富士通は、以下の4つの事業領域を展開しています。

  1. サービスソリューション:システム開発、コンサル、クラウドサービスなど
  2. ハードウェアソリューション:サーバー、ストレージ、ネットワーク機器など
  3. ユビキタスソリューション:パソコンなど
  4. デバイスソリューション:半導体パッケージ、電子部品など

富士通株を買うべき理由

1. 主力事業の採算性が向上している

富士通は、システム開発効率の向上や原価削減を進め、利益率を改善している。不採算プロジェクトの撤退も積極的に進めており、今後さらに採算性の高い事業へのシフトが期待できる。

2. 経営の効率化を進めている

低採算の事業を整理し、本業に集中する姿勢が強まっている。最近では下記のような施策を行っており、大規模なポートフォリオ改革を進めている。これにより、成長性の高い事業に経営資源を集中させることが可能になる。

  • 富士通ゼネラルの売却
  • 新光電気工業の売却
  • 富士通オプティカルコンポーネンツの売却
  • デバイスソリューション部門の非継続事業化

3. 収益性の高い事業に投資

ノンコア事業を整理して得た資金を、サービスソリューションなどの収益性の高い事業に再投資している。この動きは、長期的な企業価値向上に寄与する可能性が高い。


富士通株を買うのを待つべき理由

1. システムトラブルによるブランド毀損リスク

富士通は過去に複数の大規模なシステムトラブルを発生させており、これがブランド価値の低下につながる懸念がある。

  • みずほ銀行のシステム障害(2021年)
  • 自治体向けシステムの不具合(2023年)

このような問題が続くと、顧客離れや株価の下落リスクがあるため、今後の対応を注視する必要がある。

2. 海外事業の収益性が低い

富士通は国内市場では高いシェアを誇るが、海外市場では競争力が低く、成長が鈍化する可能性がある。特に下記の地域が課題となっており、今後のグローバル戦略の強化が求められる。

  • 欧州市場での業績低迷
  • 米国市場での競争力不足

まとめ:富士通株は買い時か?

富士通は現在、構造改革の最中であり、その成果が着実に表れている。2023年度の最終利益は過去最高を記録し、成長性が期待できる状況だ。

また、株式が10分割されたことで投資のハードルが下がり、個人投資家にとっても参入しやすくなった。

ただし、システムトラブルや海外事業の低迷といったリスクもあるため、短期的な株価の変動には注意が必要だ。今後の動向を見極めつつ、慎重に投資判断を行うことをおすすめする。

肝臓ちゃん
肝臓ちゃん

今から仕込んでおくのよ!

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