こんにちは!
今回は私が注目する株について深堀していきます。今回取り上げる株はパーク24(4666)です。
事業内容
パーク24は、以下の事業を展開する企業です。
- 駐車場事業(国内):タイムズブランドでの時間貸し駐車場運営。
- モビリティ事業:カーシェアリングやレンタカーサービス。
- 駐車場事業(海外):欧米・アジアでの駐車場ビジネス展開。

柱は駐車場事業(国内)とモビリティ事業!駐車場事業(海外)は育成中だね!
買うべき理由
1. カーシェアリング・レンタカー市場の成長
近年、都市部を中心に車を所有しないライフスタイルが広がっており、カーシェアリング市場は今後も拡大が見込まれます。総務省のデータによると、国内の車の保有台数は減少傾向にあり、都市部では「必要なときに借りる」というニーズが増加しています。
また、同社のカーシェアリングサービス「タイムズカー」は、利便性の高さから会員数が増加。特に都心部での普及が進んでおり、長期的な成長エンジンとなる可能性があります。

私も使ってるけどカーシェアはすっごく使いやすいの!!
2. 駐車場事業の安定性
駐車場ビジネスは不況時にも安定した収益が見込める事業です。特に、日本国内の都市部では駐車場の需要が底堅く、コロナ禍を経ても大きな落ち込みは見られません。加えて、海外市場の拡大も進んでおり、中長期的に成長が期待できます。
3. 財務安定性の強化
2020〜2021年のコロナ禍で赤字に転落したものの、その後、財務基盤の強化を優先し、安定した経営を維持。決算資料でも財務安定性に配慮する姿勢が明確に示されています。
同社の事業は不動産と密接に関わるため、金利上昇リスクや景気変動にも対応できる財務体制を構築している点は投資判断の上でプラス材料と言えます。
4. 自動運転時代への対応
パーク24は「管制センターサービス」の開発を進めており、将来的に自動運転車の管理や最適な駐車場運用を担う可能性があります。日本最大のモビリティサービスプラットフォーマーを目指しており、長期的な成長の布石となるでしょう。
5. 株主還元の強化
2024年の配当金は1株5円ですが、2025年には30円、2026年には65円への増配が計画されています。さらに、自社株買いの可能性も示唆されており、株価の押し上げ要因となる可能性があります。
待つべき理由
1. 株価チャートの動きが停滞
ここ数年間、パーク24の株価は1,200円〜2,500円のレンジ相場を形成しており、明確な上昇トレンドには乗っていません。
2. 投資フェーズでの利益成長鈍化
現在、海外駐車場事業の拡大に向けた投資が続いており、収益の本格的な寄与には数年の期間を要する見込みです。また、2025年・2026年には財務イベントが控えており、利益成長が限定的になる可能性があります。
総評:長期目線での投資に適した銘柄
パーク24は以下の魅力があります。
✅ カーシェアリング市場の成長
✅ 駐車場事業の安定性
✅ 財務安定性の強化
✅ 将来の自動運転市場への布石
✅ 株主還元の積極化
その一方で下記の点にも考慮が必要です。
⚠ 株価が短期的に大きく上昇する材料が不足
⚠ 海外投資フェーズで利益成長が鈍化する可能性
短期ではなく、中長期的な視点での投資を検討する銘柄として、ウォッチリストに入れておく価値はあるでしょう。